絵付け作業は転写紙と金線、絵の具線で始まります。右側のサンプルは左側の転写紙と中央の金線でできています。
このページのオーナーの保母一明です。陶磁器の産地に生まれ、家業が陶器の卸業をしていて、私で2代目です。1959年12月13日生まれです。 緑豊な田舎町ですが、作られてる製品は日本の中でもトップクラスの品質を誇っています。陶磁器の町の特徴と産地の個性を生かし、様々な商品を紹介、提案してゆきたいと思っています。皆さんといいきっかけを作り、末長いお付き合いをしてゆきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。このページでは仕事場と街の一部を紹介します。なかなかうまく表現できませんが、ご覧ください。皆さんのご意見を参考に内容の充実したサイトにしたいと思います。私の手元からお客さんへ一つ一つの商品に心を込めてお届けしたいと思っています。よろしく!!
転写紙は昔は紙転写、ビニール転写紙が主流でしたが、現在はシルク転写紙というものが100%といっていい。貼り付けるもの簡単であるし、色がより正確に出ることが1番の特色である。オフセット印刷と違い1色ずつ刷り重ねて仕上げていく製法で印刷される。10色であれば10回刷り回すことになる。 | 金には水金とつや消しのマット金とがある。金の濃度(%)で値段が違ってくる。金の原液をケミソルという溶剤で溶かし適当な濃さに調合をして1枚ずつ筆で引いていきます。濃すぎると金が燃えてしまい、薄すぎると青色に変色してしまいます。しかし金は何度重ねても大丈夫なので修正できます。その点絵の具よりは簡単と言えます。 | どんな引き合いにも必ず見本が必要になってきます。当然ページに載っている商品のすべてがサンプルとしておいてあります。注文が来ると1個ずつ見本を見ながら商品を作っていきます。左側の転写紙と同じグリーンハーブですが焼きあがるとピンクのカバーコートが溶けてなくなり、絵柄だけになります。 | ||
転写紙という焼く前の絵柄 | 金線などを絵付けする筆と金の原液 | 出来上がったサンプルの山 |
絵付け用の窯はシャトル窯とトンネル窯とだいたい2種類ですが、規模や作っている商品によって窯の種類は決まります。上記の窯はシャトル窯です黒く蛇行した線はニクロム線です。だいたい6〜7時間くらいで焼きあがり5時間ぐらいかかって冷まします。 | 通常の営業用の食器はカートンか巻きボールで出荷されます。皿を30枚から100枚ぐらいにしばり、大きさに応じたダンボールで皿を巻き結束機でしばり上げそのまま出荷します。上の写真の皿だけで600枚あります。 | 狭い部屋にぎっしり並んだサンプル、今まで扱った商品を始め見本だけで終わった商品などあとでわかるようにと5年ぐらいは残しておきます。今回のハーブ関係は見本だけでもけっこうなアイテムなので専用の棚を作りました。 |
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絵付け用の電気炉。780℃ぐらいで焼成 | 巻きボール | 雑然と見本の並んだ部屋 |